1990年、西郷は19歳年下の元事務所関係者である一般女性と再婚した。この後半生を共にしたパートナーとの間に生まれたのが3人の娘たちである。西郷は家庭人としても温かな眼差しを注ぎ、穏やかな環境の中で彼女たちを育て上げた。
三女である今川宇宙は、独自の感性を持つイラストレーター、女優、文筆家として頭角を現した。「今川」という本名を背負って自らの表現を追求する彼女のスタンスには、偉大な父親の看板に頼らない孤高の表現者魂が宿る。家族を愛し、最後まで自らの生き様を背中で語り続けた父親の姿は、若い世代の娘たちにも決定的な影響を与えている。