こうしたムーブメントの背後で、激しい主導権争いを繰り広げているのが出版業界を牽引する二大メガパブリッシャーだ。長年にわたり業界のスタンダードを築いてきた集英社の『週刊プレイボーイ』と、独自の世界観とエッジの効いたビジュアル提案でファンを惹きつける講談社の『ヤングマガジン』。この両誌の競合関係が、シーン全体のクオリティを底上げしている。
紙媒体の発行部数という指標にとどまらず、誌面と連動した即時Web展開や未公開アザーカットの高速デジタル化など、両社のスピード感は目を見張るものがある。読者の欲望の機微を的確に捉え、最高のビジュアルへと昇華させる編集力こそが、この分野における最大の推進力であり続けている。