直近の公式戦におけるサッカーフランス代表の試合結果を精査すると、強固なディフェンスラインと鋭いカウンターアタックというベースは維持しつつも、中盤の構成力に課題を抱えていることが浮き彫りになっています。
かつて中盤の底で攻守を掌握していた世代から、オーレリアン・チュアメニやエドゥアルド・カマヴィンガといった新世代への完全シフトが進んでいますが、強豪国相手にプレッシャーを受けた際のゲームコントロールには依然として波が見られます。前線ではエムバペの突破力に依存しすぎる時間帯が生じると、守備を固めた対戦相手に対してスコアレスのまま膠着する試合も散見されます。
それでも、選手層の厚みという点では世界屈指であることに疑いの余地はありません。怪我人が続出したとしても、各ポジションに欧州トップクラブでレギュラーを張る選手が2〜3人控えている層の厚さは、他国にとって脅威以外の何物でもありません。ワールドカップ本番へ向けた最後のピースを埋める作業が、現在の各試合を通じて冷徹に進められています。