トイプードルを描く際、愛犬家が最もシビアにチェックするのが「被毛のカラー再現」です。特に混同されやすい人気カラーの特徴と描き分けのポイントを把握しておくと、仕上がりの説得力が格段に増します。
国内登録頭数で圧倒的シェアを占めるトイプードルのレッドは、深みのある赤褐色がベースです。イラストで表現する際は、マズル(鼻周り)や背筋にわずかなダークブラウンのシェードを落とすことで、立体感とツヤが引き立ちます。対照的にトイプードルのアプリコットは、淡いアンズ色からクリームがかった柔らかなトーンが持ち味です。ハイライトにイエローベージュを薄く乗せ、透明感を意識した配色設計が求められます。
また、モノトーン印刷やシンプルなスタンプ調で重宝されるトイプードルの白黒(モノクロ・線画)イラストでは、毛並みの陰影に頼れないため、アフロカットやテディベアカットのシルエットそのもののデフォルメ精度が勝負となります。