浜辺の北端に目をやると、切り立った断崖の上に白い角田岬灯台が凛として佇んでいる。この灯台へと続く階段を登りきると、目の前には視界270度に広がる大パノラマが開ける。風が吹き抜ける高台からの眺望は圧巻の一言だ。
灯台の真下、岩肌をくり抜くように存在する「穴の小屋」と呼ばれる洞窟も見逃せない。源義経が奥州へ落ち延びる際、船を隠したという伝説が残る秘境だ。潮の満ち引きと波の響きが洞内を満たす空間は、どこか神秘的な雰囲気を漂わせている。自然のダイナミズムと歴史ロマンが交錯するこの一角は、訪れる人々を魅了してやまない。