RIP SLYMEが直面した最大の試練は、2017年に端を発するSUの私生活をめぐるスキャンダルだった。この騒動を契機にグループは活動休止を余儀なくされ、翌年には公式サイトが突如閉鎖。ファンに明確な説明がないまま、表舞台から姿を消すこととなった。
事態がさらに混迷を極めたのは2021年秋である。PESがすでに2017年末の時点でグループを脱退していた事実を公表し、メンバー間における長年の軋轢やいじめとも取れる関係性を告白した。軽快で洒脱、誰もが羨む仲の良さを前面に出していたグループの裏側にあった生々しい人間関係の摩擦は、ファンに深い失望と困惑を与えた。グループの形骸化と分裂劇が、ネット上での「RIP SLYMEは終わった」「消えた」という言説を加速させ、噂の温床となったことは否めない。