自宅で金かどうか調べる方法|本物とメッキを見抜くプロの真贋鑑定術

自宅で金かどうか調べる方法|本物とメッキを見抜くプロの真贋鑑定術

自宅で金かどうか調べる方法|本物とメッキを見抜くプロの真贋鑑定術に取り組みたい方へ、役立つ ガイドラインをご紹介します。

貴金属の真贋を見極める最大の関門が「刻印の解読」です。国際標準化機構(ISO)や造幣局のホールマーク規定に基づき、純金は「K24」または千分率の「999.9(フォーナイン)」、18金は「K18」または「750」と刻印されます。WikiHowなどの国際的な宝飾ガイドラインでも指摘されている通り、国際基準では金含有量が41.7%未満(10カラット未満)のものは貴金属としての金ではなく卑金属・装飾品合金として分類されます。

市場で最も頻繁に遭遇する「18金 偽物の見分け方」において、警戒すべきはメッキを示す記号の有無です。刻印の後ろにアルファベットが連なっている場合、それは本物の無垢(ソリッドゴールド)ではなく、ベースメタルに金をコーティングした加工品を意味します。

刻印表記意味・金含有率の実態一般的な基準・相場編集部の見解・評価K24 / 999.9純金(純度99.99%以上)。極めて柔軟で変色しない。インゴット・金貨等の国際公認取引基準資産価値は最高峰。爪で押すと傷がつくほどの柔らかさが本物の証。K18 / 75018金(金75%+銀・銅等の割金25%)。宝飾品の王道素材。日本のジュエリー市場における流通量シェア1位日常使いの耐久性と換金性を両立。偽装ターゲットにされやすいため要注意。K18GP / K18GE金メッキ(Gold Plated / Gold Electroplated)。厚さ数ミクロンの皮膜。アクセサリー用合金(素材価値はほぼゼロ)「K18」の文字だけを見て誤認するトラブルが多発。GPを見落とさないこと。K18GF / K18RGP金張り(Gold Filled / Rolled Gold Plate)。総重量の1/20以上が金。ヴィンテージ品や高級筆記具に多用される工法メッキより剥がれにくいが、貴金属スクラップとしての査定額はほぼつかない。18K(アトK)数字の後ろにKがある打刻。主に東南アジアや戦前の国内製品。公的検定を通っていない非規格品に散見実質品位がK14〜K10程度に落ちる「純度落ち」の個体が約40%に達する。

鑑定現場で「アトK」と呼ばれる「18K」「14K」表記のアイテムは、昭和中期以前の古い遺品やアジア圏の免税店購入品に多く見られます。これらは刻印自体は本物であっても、溶解検査にかけると実質含有率が75%に満たない「カラット不足」を起こしている事例が現場取材でも多数報告されています。刻印の字面だけを盲信する行為は極めて危険です。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。