編集部が保育施設勤務の保育士および子育て中の保護者150名を対象に実施したヒアリング調査から、サイズ選びのリアルな現場実態が浮かび上がってきました。
認可保育園で主任保育士を務める女性(42)は、衣服のサイズが子どもの園生活に与える影響について次のように証言します。
「保育現場で最もヒヤリとするのは、裾を踏んで階段で転倒する事故です。『来年も着られるように』と裾を大きく折り返したズボンは、走っているうちに折り返しが解けて足首に引っかかります。また、袖が長い服は手洗いのたびに濡れて不衛生になりやすく、食事の際に器を引っ掛けて倒す原因にもなります。安全面と自立(自分で着脱する練習)の観点からは、少しゆとりのあるジャストサイズが圧倒的に望ましいのが現場の本音です」
また、2児の母である都内在住の女性(34)は、フリマアプリでの失敗談を明かしてくれました。
「SNSで大人気の海外インポート服をフリマで『海外規格の90cm』として購入したのですが、届いて着せてみたら頭の開き口が狭すぎて、子どもの頭が入らず大泣きされました。日本の服はスナップボタンなどで首元が開く設計が多いのに対し、海外服は伸縮性のない生地で首元が詰まっているものが多く、結局一度も着られずに再出品することになりました。スペックの数字だけでなく、『頭囲の通りやすさ』や『素材の伸び』まで見極めなければダメだと痛感しました」
ネット上の掲示板や知恵袋でも、「来年用にとセールで100cmを買っておいたら、翌年子どもが急激に太ってウエストのゴムが入らなかった」「薄手の羽織ものはワンサイズ上で重宝したが、ボトムスだけはジャストじゃないとずり落ちて歩けない」といった、アイテム別のシビアな検証結果が数多く共有されています。