本作の物語は、大きく分けて2つのフェーズで進行します。この二重構造こそが作品の魅力であると同時に、賛否が割れる原因ともなりました。
【第1部:自衛官候補生編(第1話〜第7話)】
定職に就かずその日暮らしの生活を送っていた元高校ラグビー界のエース・国生宙(町田啓太)は、あるトラブルをきっかけに八女純一3等陸佐(北村一輝)からスカウトを受け、陸上自衛隊の教育隊へ足を踏み入れます。そこで出会ったのが、真面目だが気弱な元会社員の馬場良成(佐野勇斗)でした。 年齢も生い立ちも異なる候補生たちが集まる第1班には、荒井竜次(佐藤寛太)、丸山栄一(時任勇気)、武藤一哉(一ノ瀬颯)、渡辺淳(坂口涼太郎)、小倉工(池田永吉)、西健太(藤岡真威人)といった個性あふれる面々が集結。教官として厳しく指導するエリート自衛官・桜間冬美2等陸尉(白石麻衣)への憧れを胸に、宙と馬場は反発しながらも唯一無二のバディへと育っていきます。主題歌であるGENERATIONS from EXILE TRIBEの「チカラノカギリ」が流れる中、泥まみれになりながら乗り越えた総合訓練の果てに、全員揃っての候補生修了式を迎える展開は、まさに王道の青春熱血ドラマでした。
【第2部:部隊配属編(第8話〜第11話)】
普通科隊員として正式任官を果たした宙と馬場は、南関東駐屯地の普通科連隊・大木班へと配属されます。班長の大木隆之(久保田悠来)をはじめ、金子慎也(桐山漣)、風間速人(工藤阿須加)といった一癖も二癖もある実戦経験豊富な先輩隊員たちと合流。さらに、宙が想いを寄せる冬美も同じ駐屯地に異動してきます。 第2部では、訓練生という「守られた立場」から、国民の生命を守る「実務のプロ」への移行が突きつけられます。日々の警備任務や災害派遣への待機という重圧の中、宙と馬場の進路に対する価値観のズレが生じ始め、物語は急激にシリアスな色合いを強めていきました。