ドラクエ4のガーデンブルグイベントにおいて、発売から数十年にわたりファンの間で語り草になっているのが「身代わりとして誰を地下牢に残したか」という選択です。インターネット上の掲示板やSNSでの検証を重ねると、プレイヤーのプレイスタイルや仲間キャラへの愛着によって明確な傾向が浮き彫りになります。
当時から現在に至るまで、コミュニティで最も多く選ばれているのはブライ、次いでトルネコという結果が観察されます。これには極めて合理的かつ心理的な背景が存在します。
「ブライは移動呪文のルーラを覚えているが、第5章では主人公もルーラを使えるため戦闘メンバーから外れがちだった」「トルネコは戦闘でのランダム行動が多く、洞窟攻略の頭数としては計算しづらい」という、戦力維持を優先したシビアなゲーム的判断が働いたためです。当時の雑誌読者投稿欄や現在のWebアンケートでも、「爺さんなら牢屋で寝ていても違和感がない」「トルネコを置くと『また商売を始めそう』で安心感があった」といった証言が目立ちます。
一方で、手痛い失敗談として頻繁に語られるのが「クリフトやライアンを預けてしまった」ケースです。回復の要であるクリフトを人質にしたプレイヤーは、ガーデンブルグ南東の洞窟道中で痛恨の回復不足に陥り、全滅を経験して激しく後悔したというエピソードが後を絶ちません。また、アリーナやマーニャといった女性キャラクターを過酷な牢屋に閉じ込めることに対する心理的抵抗感から、消去法で男性キャラクターが選ばれるというジェンダー的な共感意識もデータとして顕著に表れています。