カトラリーとは?食器との違いや箸の扱い・マナーまでプロが徹底解説

カトラリーとは?食器との違いや箸の扱い・マナーまでプロが徹底解説

カトラリーとは?食器との違いや箸の扱い・マナーまでプロが徹底解説に関する基本知識を徹底的にまとめました。要点を確実におさえることができます。

ひとくちにナイフやフォークと言っても、コース料理の進行や用途に合わせて多種多様な形状が存在します。すべての名称を覚える必要はありませんが、基本となるサイズ体系を把握しておくと、外食時や自宅用の購入時に迷うことがなくなります。

なかでも消費者が最も混同しやすいのが、「ディナーサイズ」と「デザートサイズ」の違いです。名前に「デザート」と付いているため「お菓子やパフェを食べるための小さなスプーン」と思われがちですが、実態は大きく異なります。

種類標準的な全長本来の用途・主な使われ方日本の食卓における実用性評価ディナーナイフ / フォーク約210mm〜245mm欧米の正餐(ディナー)メインディッシュ用手が小さい人には重く大きく感じられやすい。直径27cm以上の大皿向け。デザートナイフ / フォーク / スプーン約180mm〜200mmコースの前菜、魚料理、デザート全般日本の家庭料理で最も扱いやすい万能サイズ。カレーやパスタに最適。フィッシュナイフ / フォーク約200mm〜215mm魚料理用。身を崩しやすく骨を外しやすい幅広設計コース料理専門。家庭で日常的に揃える優先度は低め。スープレードル / スプーン約175mm〜190mm丸い皿部(つぼ)が特徴的なスープ専用スプーンスープボウルから音を立てずにすくうために特化。ティースプーン / ケーキフォーク約130mm〜145mm紅茶・コーヒーの攪拌、ショートケーキや果物朝食のヨーグルトや間食など、日常的な稼働率が非常に高い必須アイテム。バタースプレダー / バターナイフ約140mm〜160mmパンにバターやジャムを塗るための平らな刃先パン皿に添えるための専用器具。卓上に1本あると重宝。

表から分かる通り、欧米基準の「ディナーサイズ」は22cm〜24cm前後と大柄で、大柄な欧米人の骨格や27cm以上の大きなディナープレートを前提に設計されています。これを一般的な日本の家庭用食器(直径20〜23cm程度)と合わせると、食器に対してカトラリーが勝ちすぎてしまい、手にも余りがちです。

そのため、一流ホテルや百貨店の販売員も「日本の住宅環境や手のサイズには、デザートスプーンやデザートフォークを主食(パスタやカレー、ハンバーグなど)用として使うのが最も快適」とアドバイスしています。名称に惑わされず、実際の長さと重量バランスを確認することが失敗を防ぐ秘訣です。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。