北海道の食文化を凝縮した飲食フロアの中でも、屈指の人気を誇るのが3階に位置する「北海道ラーメン道場」です。札幌味噌ラーメンの金字塔である「えびそば一幻」をはじめ、函館塩、旭川醤油、さらには弟子屈や留萌の気鋭店まで道内各地の10店舗が軒を連ねています。新千歳空港 グルメ ラーメン道場の特筆すべき点は、各店舗が空港限定のハーフサイズメニューや限定トッピングを用意し、食べ歩き需要やフライト前の軽食需要に最適化させている構造にあります。
ピーク時の11時30分から13時30分、および18時から19時30分にかけては通路全体が熱気に包まれ、特に「えびそば一幻」では待ち時間が40分を超える場面も珍しくありません。しかし、取材班が確認した現場データによれば、15時から17時前後のエアポケット時間帯を狙えば、ほぼすべての名店に10分以内の待ち時間で入店可能です。搭乗スケジュールを逆算し、昼食時間をあえて1時間前後にシフトさせるタイムマネジメントが、ストレスフリーなグルメ体験を左右します。
もう一つのカルチャー拠点として不動の地位を築いているのが、連絡施設3階に広がる新千歳空港 ロイズチョコレートワールドです。ガラス越しにチョコレートが製造されていく様子を間近に見学できる国内空港初のファクトリー施設であり、パン工房で焼き上げられる「生チョコクロワッサン」や限定板チョコレートは、子どもから大人までを惹きつける魔力を持っています。単なる物販エリアにとどまらず、五感を刺激するエンターテインメント演出を取り入れることで、空港そのものが一つのテーマパークとして成立している事実を象徴しています。