時計の針を少し巻き戻そう。1998年、カンテレ制作・フジテレビジョン系列で放送された『GTO (1998年のテレビドラマ)』は、まさにテレビ史に刻まれる金字塔となった。破天荒な元暴走族の教師・鬼塚英吉と、繊細さを抱えながら生徒に向き合う冬月あずさ。二人が画面越しにぶつけ合った熱量は、瞬く間に列島を呑み込んだ。
最終回の視聴率は35.7%を記録。単なる学園ドラマのヒットという次元ではない。社会現象だった。当時、研音に所属し wild な色気を放っていた反町隆史と、セブンス・アヴェニューの看板女優として凛とした美しさを確立していた松嶋菜々子。役柄を超えた二人のケミストリーは、この現場で確実に芽生えていた。