スポーツの競技場を飛び出した言葉は、いまや若者の日常会話やストリーミングカルチャーの真ん中に居座っている。
ケンドリック・ラマーやエミネム、テイラー・スウィフトといった音楽シーンの巨頭たちが新曲をリリースするたび、コメント欄には「🐐🐐🐐」の絵文字が連打される。SpotifyのプレイリストやTikTokのショート動画では、「この楽曲はマジでGOAT」「今日のライブのパフォーマンス、GOATすぎる」といった具合に、日常的な形容詞としても使われるようになった。
日本語で言えば「神」「神域」「沼」「レジェンド」などの感情を一つに凝縮したハイパーインフレ的褒め言葉として、デジタルネイティブ世代の共通言語となっている。