ネズミにかじられただけなら治療で修復できたはずですが、事態は思わぬ方向へ転がります。搬送先の救急病院で治療を担当した医師ロボットが、ハエを追い払おうとした拍子に手元を狂わせ、手術ミスでドラえもんの耳を完全に切り落としてしまったのです。
麻酔から覚めたドラえもんは、頭部がツルツルになった自分の姿を鏡で見て絶叫。さらに追い打ちをかけるように、当時付き合っていたガールフレンドのノラミャー子にお腹を抱えて大爆笑されてしまいます。ショックを受けたドラえもんは激しい失意の底に突き落とされました。
気分を晴らそうとポケットから「元気の出る薬」を取り出そうとしますが、誤って「悲劇の素(悲哀の素)」を服用してしまいます。その結果、海岸で3日3晩にわたって号泣し続ける事態に陥りました。このとき流した大量の涙と激しい体の振動によって、元の色である黄色い塗装(メッキ)が剥がれ落ち、下地の青色(地金色)が露出。泣き叫びすぎたことで声もガラガラになり、現在おなじみの「ハスキーボイスな青いドラえもん」が完成したのです。