男性ゲストの間で長年議論されるのが「男性の手ぶら出席問題」です。礼装の歴史的観点から言えば、男性が手ぶらで参列すること自体は決してマナー違反ではありません。
しかし、ここで致命的な落とし穴となるのが「スーツのポケットの膨らみ」です。現代の男性は、スマートフォン、厚みのある財布、ご祝儀(袱紗)、車のキーなど多くの小物を持ち歩きます。これらをジャケットやスラックスのポケットに詰め込むと、スーツのシルエットが無残に崩れ、だらしない印象を決定づけてしまいます。
こうした事態を防ぎ、洗練された大人の佇まいを完成させるアイテムとして定着しているのが「小型のメンズクラッチバッグ(セカンドバッグ)」です。
男性が選ぶべきクラッチバッグのポイントは以下の3点に集約されます。
・素材:ツヤ感を抑えたスムースレザー(本革または上質な合皮)。型押しやギラつきのないプレーンな質感を選ぶ。
・カラー:ダークトーンが基本。靴やベルトの色味と合わせた「ブラック」「ダークブラウン」「ミッドナイトネイビー」が王道。
・サイズ・形状:小脇にすっきりと抱えられるA5〜B5未満の薄マチ仕様。ストラップ付きの場合は、ぶら下げずに本体をしっかり手で持つスタイルがスマートです。