Q1:シェイクの平均球速はどのくらいだったのですか?最遅記録はありますか?
A1:一軍公式戦で計測されたシェイクの球速は概ね80キロ〜85キロ前後でした。コンディションや腕の抜き具合によっては70キロ台後半を記録したこともあり、当時のパ・リーグ公式戦で計測されたストライクゾーンを通過した変化球としては球界最遅クラスのボールでした。
Q2:ナックルボーラーのように、全投球をシェイクで組み立てることはできなかったのですか?
A2:不可能です。本格的なナックルボールは110キロ前後のスピードがあり、変化が予測不能なため球種が分かっていても打てませんが、シェイクは80キロ台と遅いため、最初から狙い球を絞られていると簡単にアジャストされてしまいます。小宮山自身も「1試合に投げて数球」と割り切り、完璧な布石を打った後の奇襲・心理的トラップとして活用していました。
Q3:現在のプロ野球でシェイクを投げる後継者は現れていないのですか?
A3:全く同じ握りと軌道で「シェイク」を実戦の持ち球としている投手は、現在のプロ野球界にはほぼ見当たりません。山なりの超遅球をアクセントとして投げる投手(かつての多田野数人や、時折スローボールを投じる技巧派投手)は存在しますが、腕を全力で振りながら無回転で80キロ台に減速させる高度な技術と、それを公式戦の一軍マウンドで投じる強靭なメンタルを併せ持つ投手は極めて稀有な存在です。