コロナ禍を経て定着した「おうち時間」の充実化は、2026年現在も形を変えて進化している。その代表格が、自宅で本格的な味を再現できる「クラフトシロップ」の台頭だ。全国各地の小規模な工房が手掛ける個性豊かなシロップが、オンラインショップやセレクトショップで飛ぶように売れている。
スパイスを効かせたカルダモン風味や、ハーブを漬け込んだラベンダーブレンドなど、そのバリエーションは無限だ。炭酸水で割るだけで、バーテンダーが作ったかのような複雑な味わいが完成する。お気に入りのグラスと氷を用意する、その丁寧なプロセス自体が現代人の娯楽となっている。