美容メディアやSNS上で頻繁に見られる「BBクリームは肌に優しく、リキッドファンデーションは肌に負担がかかる」という言説には、成分科学的な観点から見ると大きな誤解が含まれています。
第一に、BBクリームは多機能である分、「紫外線散乱剤・吸収剤」「防腐剤」「シリコーンオイル」「乳化剤」など多種多様な成分が高濃度に配合されています。単機能のリキッドファンデーションと比べても成分数が多く、敏感肌の人にとってはアレルゲンや刺激源の特定が難しくなる場合があります。
第二に、「クレンジングの必要性」です。「BBクリームなら石鹸で落ちる」と誤認しているユーザーが少なくありませんが、ウォータープルーフ仕様やSPF50+を謳うBBクリームの多くは、シリコーンオイルでコーティングされており、石鹸や軽い洗顔料だけでは落としきれません。残留した油分や顔料が毛穴に詰まることで、かえって肌荒れや大人ニキビの原因になるケースが多発しています。どのようなアイテムであっても、日焼け止め効果やシリコーンを含むベースメイクは専用のクレンジングで丁寧に落とす必要があります。