ふたりの出会いは、2001年末に行われた共通の知人を交えた食事会に遡ります。当時、高橋克典は30代後半に差し掛かり、数々の主演作を抱えるトップ俳優として多忙を極めていました。一方の中根伴子は20代前半の若手モデルとして活動の幅を広げていた時期でした。
15歳という年の差がありながらも、ふたりが惹かれ合うのに長い時間はかかりませんでした。当時のインタビューや手記で語られたエピソードによると、高橋は彼女の「華やかな世界にいながら、まったく浮ついておらず、芯の通った素朴な優しさ」に深い安らぎを覚えたといいます。一方の中根も、スクリーンで見せるタフな印象とは異なる、高橋の繊細な気配りや誠実な人柄に強く共鳴しました。
約3年間の交際期間を経て、ふたりは2004年10月に婚姻届を提出しました。挙式・披露宴は、高橋の母校にも縁が深い母子愛育会ゆかりの地や伝統ある式場で行われ、芸能界の仲間や親族に見守られる温かな門出となりました。高橋にとってこれが初婚であり、当時39歳だった彼が24歳の花嫁を迎えたことは「年の差電撃婚」として世間の耳目を集めました。
結婚発表の記者会見で高橋が見せた穏やかで誇らしげな笑顔は、多くのファンに「生涯の伴侶を得た安心感」を印象づけ、その後もスキャンダルとは無縁の模範的な夫婦関係を歩み始めることになります。