有働由美子さんの父親は、長年にわたり中学校の体育教師として教壇に立っていた人物です。学校現場でも生徒から恐れられるほどの熱血漢であり、その厳格さは家庭内でも徹底していました。
家庭内での教育方針は妥協を許さず、箸の上げ下ろしや挨拶、靴の揃え方に至るまで厳しく指導。「女の子だから」と甘やかされることは一切なく、むしろ一人の人間として自立して生き抜く強さを徹底的に叩き込まれました。幼少期の有働アナにとって、父親はまさに絶対的な存在であり、叱責を恐れるあまり父親が帰宅する足音が聞こえるだけで背筋が伸びるほどだったと語られています。
しかし、理不尽に怒鳴るのではなく、筋の通らない甘えを正す教育姿勢は、後にジャーナリストとして現場の不条理と対峙する有働さんの「揺るぎない芯」を育てる揺籃となりました。