今や世界の頂点に君臨する2人ですが、結成に至るまでにはそれぞれ険しい道のりがありました。特に木原選手は、過去に複数のパートナーとペアを組んできた経歴を持ちます。
木原選手は2013年にシングルからペアへ転向後、高橋成美選手とのペアでソチ五輪に出場。その後、須崎海羽選手とのペアで平昌五輪に出場しましたが、怪我や相性の問題などから解散を経験し、一時は現役引退も視野に入れていました。一方の三浦選手も、ジュニア時代に市橋翔哉選手とペアを組んで実績を残していましたが、2019年に解消となり新たなパートナーを探していました。
転機となったのは2019年夏に行われたトライアウトです。初めて手を取り合って滑った瞬間、木原選手は「滑り出した瞬間に、これまで感じたことのないスピード感とフィット感があった」と振り返り、三浦選手も「初めて手を合わせた時から、何の違和感もなく滑ることができた」と語っています。まさに運命とも呼べる出会いによって、日本のペア競技の歴史を劇的に変える「りくりゅう」が誕生しました。