高校野球史において、PL学園が残した功績は圧倒的です。清原和博氏と桑田真澄氏の「KKコンビ」をはじめ、立浪和義氏、宮本慎也氏、松井稼頭央氏、福留孝介氏、そしてメジャーでも活躍した前田健太投手など、実に80名を超えるプロ野球選手を世に送り出しました。
しかし、グラウンド上での輝かしい栄光とは裏腹に、チーム内部では昭和の時代から深刻な暴力やいじめが常態化していました。日本高校野球連盟(高野連)から度重なる処分を受けながらも、閉鎖的な空間の中で根本的な体質改善がなされることはなく、最終的に「生徒募集停止」という形で名門の歴史は事実上の終焉を迎えることになります。
外からは見えにくかった名門校の内部崩壊は、単一のトラブルではなく、長年にわたる構造的欠陥が噴出した結果でした。