天下人・豊臣秀吉の身長は、残された遺品や甲冑の寸法から約140cm台後半〜150cm程度と推計されています。つまり、秀吉と淀殿が並び立つと、20cm近く淀殿のほうが背が高かった計算になります。
現存する『淀殿肖像画』(奈良・持宝院所蔵など)を見ると、切れ長の涼やかな目元と引き締まった輪郭を持ち、ふくよかな気品を湛えた美貌が描かれています。小柄ながらエネルギッシュに天下を駆け上がった秀吉が、自らにない高貴な血統とすらりとした大柄の美しさを兼ね備えた淀殿に深く執着した心理的背景も、この圧倒的な体格差から読み解くことができます。