精神医学や心理学における悲嘆(グリーフ)のプロセスでは、「否認」「怒り」「取引」「抑うつ」「受容」という段階を踏むとされています。音楽鑑賞が心の回復に寄与するメカニズムとして知られるのが、自分の悲哀と同じ波長の音楽を聴くことで心の安定を取り戻す「同質効果(イソ・プリンシプル)」です。
back numberの失恋ソングは、まさに「抑うつ」や「怒り」の段階において、抱えきれない苦しみを代わりに叫んでくれる最高の処方箋となります。ただし、その強力な感情喚起作用ゆえに、リスナー自身の状態に応じた適切な向き合い方が求められます。
向いている人・今すぐ聴くべき状態
- 失恋したばかりで、周囲の前では無理に明るく振る舞ってしまっている人
- 別れた相手への未練や後悔を誰にも打ち明けられず、一人で抱え込んでいる人
- 思い切り涙を流して、心の中に溜まった澱を吐き出したい人
慎重になるべき人・控えたほうがよい状態
- 日常生活がままならないほど深刻な抑うつ状態にあり、過去への反芻思考が止まらない人
- 過去のトラウマ的恋愛と過剰に同調し、パニックや極度の無気力に陥りやすい状態の人