サンジが幼少期にヴィンスモーク家から逃亡し、家族と絶縁していた背景には、母ヴィンスモーク・ソラの悲痛な選択がありました。
夫ジャッジが胎内の子供たちから感情を奪い、冷酷な兵器へと改造しようとした際、ソラは激しく反発。子供たちの「心」を守るため、劇薬を自ら服用して血統因子の操作を阻止しようと試みました。その影響でソラは身体を蝕まれ命を落とすことになりますが、劇薬の効果は三男サンジにのみ現れ、彼は心優しい普通の人間として生まれたのです。
しかし、外骨格が発現せず戦闘訓練でも落ちこぼれたサンジは、父から「出来損ない」と蔑まれ、兄弟たちから凄惨な虐待を受ける日々を過ごしました。レイジュの手引きによって東の海(イーストブルー)へ脱出したサンジは、海上レストラン・バラティエでゼフと出会い、料理人としての誇りと生きる術を学んでいきました。