脅迫の呪縛を断ち切り、裏バイトから無傷で抜け出す唯一かつ絶対的な手段は、自力で逃亡を図ることではなく一刻も早く警察を介入させることです。
現在、警察庁は闇バイト・トクリュウ対策として「実行役になる前の相談者に対する徹底した保護」を全国の警察署に通達しています。「まだ犯罪には手を染めていないが、脅迫されて逃げられない」という段階であれば、処罰されることはなく、明確に「保護すべき対象」として扱われます。
全国共通の警察相談専用電話「#9110」(ダイヤル回線・一部IP電話からは各都道府県警察の相談窓口へ)に発信するか、最寄りの警察署の総合相談係へ直接出向いてください。警察に持ち込む際は、指示役から送られてきた脅迫メッセージのスクリーンショット、相手のアカウント名、求人を見たSNSの画面などを証拠として保存しておくことが極めて重要です。
相談を受けた警察は、必要に応じて以下のような強固な保護措置を敷きます。
・自宅や実家周辺の重点的なパトロールおよび警察官の緊急配備
・家族への安全指導と緊急通報装置の配備
・場合によっては一時的な避難先(シェルター等)の案内や身辺警戒
・相手からの脅迫通信に対する警告や通信遮断の指導
国家権力が間に入ることで、組織は報復のリスクが跳ね上がるため、それ以上手出しができなくなります。「警察に行ったら逮捕されるのではないか」という思い込みこそが、犯罪組織の最も望んでいる展開なのです。