四日市を舞台とした過去の重大案件を振り返る際、2004年に発生した四日市誤認逮捕事件(ジャスコ四日市尾平店で発生した事件)も風化させてはならない教訓として挙げられます。商業施設のATMコーナーで発生した窃盗未遂の疑いで無実の男性が店員や買い物客らに取り押さえられ、警察官の到着後に死亡した痛ましい事案です。
男性を取り押さえる原因を作ったとされる「泥棒」と叫んだ見知らぬ女性は現場から逃走し、防犯カメラ映像が公開されたものの、特定に至らぬまま公訴時効を迎えました。無実の市民が命を落とすという最悪の結果を招いたこの事件は、三重県警の初動捜査や民間防犯のあり方に極めて重い課題を残し、その後の警察法制や現場マニュアルの大幅な見直しへとつながっています。