『S.O.S.』の世界観を決定づけたのが、スウェーデンの世界的ポップグループ・ABBA(アバ)の楽曲の起用です。オープニングテーマに採用された「チキチータ(Chiquitita)」の哀愁漂うメロディと、劇中クライマックスやエンディングで流れる「SOS」のエモーショナルなサウンドが、登場人物たちの焦燥感や純情と完璧にシンクロしていました。
また、劇中に登場するロケーションもファンの間で聖地として記憶されています。まなとや唯が通う高校の通学路や海沿いの風景、象徴的に使われた歩道橋や公園など、神奈川県や東京都内の各所で行われたロケ撮影は、平成初頭の美しい空気感を鮮明に切り取っています。