設計図面を開いた際、通り芯がどのように表記されているかを把握することは、正確な図面読解の第一歩です。通り芯の端部には丸囲み(バルーン)が配置され、その中に英数字が記載されます。
一般的な命名規則として、「X軸(横方向・左右方向)」には数字(X1, X2, X3…)を割り当て、「Y軸(縦方向・上下方向)」には英文字(Y1, Y2, Y3…またはYA, YB, YC…)を割り振るのが標準的なルールです。これにより、平面的に「X2-Y3の交点」と指定するだけで、誰もが現場の特定の位置をピンポイントで特定できます。
また、木造住宅の設計ではグリッド状の基準線が用いられます。一般的な日本住宅では、尺モジュールである910mm(またはメーターモジュールの1000mm)を基本グリッドとして通り芯が等間隔に配置され、柱や耐力壁がその交点にレイアウトされます。寸法の測り方に関しても、必ず「通り芯間の寸法(芯々寸法)」を起点として計測し、個別の仕上がり寸法を合算して追うような測り方を避けることが、累積誤差を防ぐ鉄則です。