Q1:猫の多発性嚢胞腎と診断された場合の平均寿命はどのくらいですか?
A1:発症時期や進行速度により個体差が非常に大きいですが、一般的に腎機能低下(慢性腎不全の兆候)が現れ始めてからの生存期間はおよそ2年〜数年程度とされています。しかし、無症状のうちに早期発見し、徹底した食事管理や降圧治療を施すことで、10歳〜15歳以上まで寿命を全うするケースも珍しくありません。
Q2:遺伝子検査でPKD陽性が出た場合、必ず発症して命を落としますか?
A2:PKD1遺伝子の変異を持つ猫は、理論上生涯のうちに腎臓に嚢胞を形成します(浸透率はほぼ100%)。ただし、嚢胞の増大スピードには著しい個体差があります。生涯にわたり重篤な腎不全に陥らず、他の老衰や病因で天寿を迎える猫も存在します。「陽性=即座に死に至る」という意味ではないため、冷静な定期モニタリングが肝心です。
Q3:ブリーダーから仔猫を迎える際、PKDを防ぐために確認すべきことは?
A3:ペルシャやエキゾチックショートヘアなどの好発種を迎える場合は、ブリーダーに対して「両親(父猫・母猫)のPKD遺伝子検査結果証明書(クリア/ノーマル判定)」の提示を求めてください。両親がともに遺伝子陰性であれば、その仔猫が遺伝性PKDを発症するリスクは理論上ゼロになります。