ダイキンエアコンのタイマー点滅は故障か?自力リセットと修理代の真相

ダイキンエアコンのタイマー点滅は故障か?自力リセットと修理代の真相

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リセット操作を行っても復旧しない場合、問題は室内機ではなく屋外に設置された室外機側で発生しているケースが7割を超えます。室内機からは冷えない生ぬるい送風だけが出ており、外に出て室外機を確認するとプロペラファンが微動だにしていない、あるいは「ブーン」という唸り音を数秒間立てては停止を繰り返すという状況です。

現場検証において最も頻発する室外機が動かない 原因は、室外機内部の「プリント基板(パワーモジュール)の故障」です。室外機は直射日光、風雨、砂埃、さらには小昆虫(ヤモリやクモ)の侵入という過酷な環境に晒され続けています。特に猛暑日には室外機天板の温度が60度近くまで上昇し、インバーター制御を行うパワートランジスタが熱破壊を起こします。基板がショートすると安全回路が作動してコンプレッサーへの電力供給を遮断するため、室内機側でエラー(L系またはU4)を検知してタイマー点滅へと至るのです。

次に深刻なのが、冷媒配管のジョイント部や熱交換器の溶接部から冷媒が微小漏洩を起こす「冷媒ガス漏れ」です。冷媒ガスが規定量を下回ると、配管内部の圧力が上がらず、エアコンが冷えない 理由の根本となります。冷媒には配管内を潤滑するコンプレッサーオイルが混ざっているため、ガス漏れが起きている箇所は配管接続部が油で黒く湿っているという特徴的な兆候を示します。放置して運転を強行すると、冷却を失ったコンプレッサーが焼き付き、機器全体の心臓部が完全に死に至る危険性があります。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。