国会論戦で確かな実績を残す一方で、小西氏の評判を大きく損ねてきたのが一連の「舌禍事件」と「強硬な対外発信」です。特に全国的な知名度とともに強烈な反発を呼んだのが、2023年3月に発生した衆議院憲法審査会を巡る「サル発言」問題でした。
当時、参議院の憲法審査会筆頭幹事を務めていた小西氏は、毎週のように開催されていた衆議院憲法審査会の運営状況に対し、記者団とのオフレコ懇談の中で「毎週開催はサルがやること」「野蛮な行為」などと発言。これが報道されると、与党だけでなく日本維新の会や国民民主党などの野党からも猛烈な抗議が巻き起こりました。
さらに火に油を注いだのが、その後の危機管理対応でした。自身の発言を報じたメディアに対して「オフレコのルール違反」「放送法違反としてBPO(放送倫理・番組向上機構)に申し立てる」とSNS上で徹底抗戦を展開。報道機関への威圧とも取れる言動に世論の批判が集中し、立憲民主党執行部は小西氏を参院憲法審査会筆頭幹事から更迭、党役職停止と幹事長厳重注意という厳しい処分を下す事態に追い込まれました。
このほかにも、2018年に路上で現役自衛官から「お前は国民の敵だ」と罵声を浴びせられた事案や、国会での委員会採決時における実力行使など、感情の起伏が前面に出たシーンがメディアで繰り返し報じられてきたことが、批判層の固定化を招いています。