東京国際大学の歴史において最大の転換点となったのが、2023年秋に全面運用が開始された「池袋キャンパス」の開設です。豊島区造幣局東京支局の跡地、サンシャインシティに隣接する防災公園と一体整備されたこのキャンパスは、地上22階建ての最新鋭インテリジェントタワーとして誕生しました。
キャンパス移転の経緯を取材すると、長年課題とされていた埼玉県川越キャンパス(第1・第2キャンパス)の地理的不利を克服し、グローバル人材育成の拠点を首都圏の中枢に据えるという学園側の強い執念が浮かび上がります。東池袋駅から徒歩数分、池袋駅からも徒歩圏内という圧倒的な交通利便性は、多摩地区や神奈川・千葉方面からの通学を飛躍的に容易にしました。
現地を訪れると、洗練されたガラス張りのエントランス、ペーパーレス化が進むアクティブラーニング教室、英語が公用語として飛び交うカフェテリアが目を引きます。在学生の生の声を聞いても、「通学時間が短縮されただけでなく、放課後のインターンシップや就職活動のフットワークが格段に軽くなった」という満足度の高い声が多数を占めています。
一方で、広大な敷地とグラウンドを誇る川越キャンパスとの雰囲気の落差に戸惑う声も一部にあります。体育会系運動部や一部の研究室は引き続き埼玉拠点で活動しており、都市型タワーキャンパス特有の「縦の移動(エレベーター混雑)」を窮屈に感じる学生もゼロではありません。しかし、首都圏の高校生や進路指導教諭からの評価は軒並み好転しており、ブランドイメージの向上に決定打となったことは疑いようのない事実です。