建物のエスカレーターを上がり2階フロアに足を踏み入れると、銀色に輝く無数の刃物が視界を埋め尽くします。ここが道の駅みきの最大の心臓部である三木金物展示即売館です。館内に陳列されたアイテム数は約2万点を超え、大工道具、園芸用鋏、彫刻刀、そして最高峰の和包丁に至るまで、三木市内の製造メーカー直結の製品がずらりと並びます。
「ネット通販では刃の厚みや重心のバランスが分からない。ここに来れば実際に握って確かめられ、常駐スタッフから用途に合った鋼材の助言を受けられる」――現場で出会った大阪府内の料理人はその魅力をこう力説します。量販店では手に入らない希少な打ち刃物から家庭用の手入れしやすいステンレス複合包丁まで、流通マージンを抑えた価格設定で手に入るため、プロのみならず一般の自炊層のリピーターが後を絶ちません。