クリエイターが最も恐れるのが、突然届く「リジェクト(不承認)」の通知です。審査ガイドラインに違反していると判断された場合、該当箇所を修正して再審査を仰ぐ必要がありますが、通知文は機械的かつ簡潔であるため、「どこがダメだったのかわからない」と頭を抱えるケースが後を絶ちません。
現場の生々しい実例として、あるイラストレーターの手記にはこう綴られています。「可愛い白猫の日常スタンプを制作し、ビールジョッキを持って『おつかれさま!』と言っているイラストを入れたところ、一発でリジェクトを食らいました。原因は販売地域に未成年飲酒規制が極めて厳しい国が含まれていたことでした。販売エリアを日本国内に限定して再申請したところ、翌朝にはあっさり承認されました」。
知恵袋やクリエイター掲示板に寄せられた膨大な不承認事例を分析すると、リジェクト理由の8割以上は以下の3パターンに集約されます。
1. 視認性と技術的ミス:背景がダークモード(黒基調)になった際に、文字やキャラクターの輪郭が完全に同化して読めなくなる配色や、余白が小さすぎてスタンプ一覧で潰れてしまう配置です。LINEのガイドラインでは、日常会話での実用性が厳しく問われます。
2. 性的・暴力的と見なされる誇張表現:ギャグ漫画的な「鼻血を出す」「殴られて星が飛ぶ」「下着が見えそうで見えない構図」などは、国内の一般的な感覚では無害に見えても、世界基準のプラットフォーム規範では「暴力」「軽微な性的表現」として弾かれるリスクが跳ね上がります。
3. 告知・宣伝目的と取られる文言:スタンプ内に特定のウェブサイトURL、検索窓のイラスト、SNSのアカウントID(@〜)などを描き込む行為は、私的宣伝や誘導と判断され、即座に不承認の対象となります。