師走のさいたまスーパーアリーナで開催された激戦において、会場を最も震撼させたのは、各編成における最優秀賞およびグランプリの行方でした。マーチングバンド全国大会結果速報がアナウンスされた瞬間、アリーナ席のあちこちから感嘆のため息と悲鳴が入り混じったどよめきが響き渡りました。小編成・中編成・大編成の枠を超え、ひときわ高い完成度を誇る団体に贈られる最高峰の栄誉は、緻密な音響設計と感情の起伏を巧みに表現した団体へと渡りました。
公式発表資料によると、マーチングバンド全国大会グランプリ速報で頂点に立ったのは、視覚効果の派手さのみに頼らず、ダイナミクスレンジの広さとクリアなハーモニーを極限まで突き詰めた団体でした。特にマーチングバンド全国大会編成別最優秀賞の選考では、大編成部門の圧倒的な物量を誇るメガバンドに対し、少人数ながら一人ひとりの身体表現と音色の粒立ちを際立たせた中編成の雄が肉薄するという、極めてハイレベルな争いが繰り広げられました。
マーチングバンド全国大会金賞受賞団体の顔ぶれを見ると、関東・関西の伝統的な名門が順当に名を連ねる一方で、地方予選から破竹の勢いで勝ち上がってきた新興勢力が堂々の金賞を獲得しています。この結果は、単なる番狂わせではなく、ここ数年で進行してきた審査の評価軸の変化が決定的な形で表面化した証拠と言えます。