ネット上の掲示板や知恵袋では「15分待って動かなければ電源ボタン長押しで強制終了してよい」といった短絡的な助言が散見されますが、これは極めて危険な誤解です。
更新プログラム適用中の強制終了が引き起こす最大の被害は、NTFSファイルシステムの不整合とブートセクタの破壊です。更新フェーズ中に電源を遮断すると、古いファイルと新しいファイルが混在した中途半端な状態となり、次回起動時に「自動修復を準備しています」というループに陥ったり、ブルースクリーン(BSoD)が発生してOSが起動しなくなったりします。
また、「電源メニューに『更新してシャットダウン』が出ない」「一度実行したのに消えない」という事象もよく相談されます。更新が「出ない」場合は、バックグラウンドでダウンロードが完了していないか、グループポリシーによって更新スケジュールが制御されていることが理由です。一方で、処理完了後もメニューから項目が「消えない」場合は、第1段階のパッチ適用が失敗してロールバック(巻き戻し)が発生し、再度インストールの待機状態に戻っていることが考えられます。