デビュー当時の印象を覚えている人は多いだろう。高身長と極端な細身、独特の発声スタイルは、強烈なインパクトとともに世間に受け入れられた。しかし、当時貼り付けられた「いじられキャラ」というレッテルに安住しなかったことが、現在の活躍の決定打となっている。
セルフプロデュースの意識は極めて高い。自らのキャラクターを過剰に演出することなく、時代の空気感やコンプライアンスの波を敏感に察知しながら、笑いの質をアップデートし続けてきた。嫌われ役を引き受けつつも不快感を与えない絶妙なバランス感覚は、長年の経験とたゆまぬ自己観察から生まれた職人技だ。