午前6時半。朝日が差し込む豊橋市内の大通り沿いで、すでに暖簾が掲げられている。いま豊橋では「朝ラー」文化が急速に市民権を得ているのだ。
元々は近隣の工場に勤務する夜勤明けの作業員や、早朝の流通業者向けに始まったサービスだった。しかし現在では、名古屋や静岡方面からの一番列車で駆けつけるラーメンフリークの姿も珍しくない。朝の胃袋にやさしい煮干し出汁の清湯スープや、しじみのエキスを効かせた塩ラーメンなど、朝専用にチューニングされた一杯が人気を博している。一日の始まりを最高のスープで迎えるライフスタイルが、豊橋の新しい日常となりつつある。