駅からバスで10分ほど移動すると、時間の流れが一変する。白壁の土蔵や古い町家が立ち並ぶ「八幡堀」エリアだ。安土桃山時代に豊臣秀次が八幡城を築いた際、琵琶湖と町を繋ぐ運河として整備された歴史を持つ。
かつては埋め立ての危機に瀕したこの堀も、市民の手によって再生され、今では時代劇の撮影ロケ地としても知られる。屋形船に揺られながら四季の風景を眺める水郷めぐりは、旅のハイライトと言えるだろう。近年では古民家をリノベーションしたブティックホテルやカフェが相次いでオープンし、滞在型観光の新たな波が押し寄せている。