彼女の代表作を語るうえで欠かせないのが、映像化による大反響だ。『海月姫』や『東京タラレバ娘』は、日本テレビ系列などで相次いで実写ドラマ化され、原作ファンのみならずお茶の間を巻き込む大ムーブメントを巻き起こした。
「自分の描いたキャラクターが豪華なキャストによって生身の人間として動き出す瞬間は、何度経験しても鳥肌が立ちます」。実写化に際しては、単なる原作の再現にとどまらず、映像ならではのテンポ感を尊重したという。「キャスティングの段階から相談を受けることもありましたが、現場の熱量が画面越しに伝わってくるのが一番嬉しかったですね」。漫画と映像が相乗効果を生み出し、作品の持つメッセージがより広い層へと浸透していった。