吉良の「キラークイーン」による攻撃を受け、満身創痍となりながらも、重清は決して諦めなかった。彼が命からがら校舎を這い進んだのは、自分が助かりたいからだけではない。「パパとママを守らなきゃあならない」という切実な想いと、仲間である仗助たちに危険を知らせなければならないという強い使命感があったからだ。
爆発の恐怖に震えながら、血だらけの手でドアノブへと手を伸ばす姿。爆破される直前まで見せた彼の執念は、それまでの「ずる賢い少年」のイメージを完全に塗り替えた。自らの命が消え去るその瞬間にハーヴェストに託した吉良の服の「ボタン」は、その後の追跡劇における決定的な手がかりとなり、町の平和を守るための最大の功績となった。