日本テレビが誇る大ヒット学園ドラマ『ごくせん』で主演を務めた山口久美子(ヤンクミ)役は、彼女の国民的女優としての地位を不動のものにした。ジャージ姿にメガネ、おてんばで情に厚い極道一家の跡取り娘という破天荒なキャラクターは、子どもから大人まで幅広い層を虜にした。
共演した若手俳優たちを引っ張る姉御肌な一面は、役柄そのものだったという。過酷なロケ現場でも嫌な顔ひとつせず、連日の早朝撮影にも笑顔で挑んでいた姿が語り継がれている。熱血教師としての力強いセリフの裏には、共演者の緊張をほぐすための気配りと細やかな心配りがあった。