物語が悲劇の最高潮を迎える局面で、銃の悪魔を巡る衝撃的な真実が明かされる。国家間のエゴと支配の悪魔(マキマ)の画策により、アキは自身が憎み続けた「銃の悪魔」の肉体を乗っ取られ、「銃の魔人」へと変貌を遂げてしまう。最も倒したかった宿敵そのものに姿を変えられるという、極限の皮肉だった。
デンジとの壮絶な死闘は、アニメ・漫画史に残る屈指の悲劇として語り継がれている。乗っ取られたアキの意識の中では、幼い頃に弟と無邪気に楽しんだ「雪合戦」の景色が広がっていた。デンジへ投げつける雪玉の正体は、現実世界を破壊する凄まじい砲撃。無垢な妄想と残酷な現実が交錯する中、彼は最も守りたかったデンジの手によってその命を散らす。未来の悪魔が予言した「最悪の死」とは、アキ自身にとってではなく、遺されたデンジと読者の心に刻まれた「最悪」を意味していたのだ。