よしこが体調不良を訴え、治療に専念するため一時休養を発表したのは2018年11月16日のことでした。所属事務所である吉本興業からの公式発表によると、人間ドックを受診した際に頭蓋骨の中心部にある「下垂体」に良性腫瘍(下垂体腺腫)が発見されたことが直接のきっかけです。
下垂体は、脳の底部に位置するエンドウ豆大の小さな器官ですが、全身のホルモンバランスを司る「中枢司令塔」の役割を果たしています。この部位に腫瘍が生じると、周囲の視神経を圧迫して視野狭窄を引き起こしたり、ホルモンが過剰に分泌されて身体にさまざまな異変をもたらしたりします。
担当医からは「放置すれば失明の危険や重い合併症を引き起こすリスクがある」と告げられ、早期の外科手術が決断されました。多忙を極めるブレイク期であったにもかかわらず、即座に活動を休止して入院・手術に踏み切った背景には、命と将来の健康を守るための極めて切実な判断がありました。