運動会で会場を沸かせる最大の鍵は、予想外のハプニングを笑顔に変える演出の工夫にある。
1歳児は、大勢の観客や慣れない音響に圧倒され、スタートラインで固まってしまうことも珍しくない。そこで威力を発揮するのが、視覚的・直感的に感情を揺さぶる大道具の活用だ。例えば、トンネルをくぐり抜けると保護者が扮する「巨大なおにぎり」の具材になれる仕掛けや、ゴール前で特大の風船を親子でパンチして破るフィニッシュラインなどが挙げられる。
ハプニングすらも演出の一部に取り込む大らかさが、観客の共感を呼び、会場全体をあたたかな爆笑と拍手で包み込むのだ。