印西市の発展を語る上で欠かせないのが、世界的なデータセンター(DC)の集積地としての急成長です。米Googleが日本初となるデータセンターを開設したことを皮切りに、国内外の大手IT企業やクラウド事業者が続々と進出。アジア太平洋地域でも屈指のデジタルインフラ拠点として世界的な注目を集めています。
ハイテク企業がこぞって印西市を選ぶ最大の理由は、強固な下総台地の地盤と圧倒的な災害リスクの低さにあります。活断層から離れており、標高約20〜30メートルの台地上に位置するため、津波や大規模水害の懸念が極めて少ない地質構造を持っています。東日本大震災の際にも液状化被害がほとんど見られなかった実績は、重要データの保全を最優先するデータセンター事業者だけでなく、堅固なマイホームを求める住居購入層にとっても決定的な安心材料となっています。
このデータセンターラッシュは、自治体財政にも計り知れない恩恵をもたらしています。市には巨額の固定資産税が継続的に納付され、財政力指数は千葉県内トップクラスを記録。潤沢な税収は市民プールや図書館、学校教育のデジタル化、子育て世帯向け福祉施策へと還元され、持続可能な街づくりを支える強力なエンジンとなっています。