女性向けコミュニティやSNS、臨床現場で語られるリアルな体験談を分析すると、「我慢を美徳とする風潮」や「間違ったセルフケアによる体調急変」が頻繁に起きています。
大手IT企業に勤務する30代女性は、自らの手記で次のように振り返っています。
「『生理痛くらいで仕事を休めない、運動習慣を途絶えさせたくない』と意気込み、月経2日目にジムでハードな筋トレを行いました。その直後、視界が真っ暗になり、更衣室で倒れて救急搬送される事態になりました。医師から告げられたのは『極度の脱水と骨盤内うっ血による脳貧血』。自分の体の警告を完全に無視していました」
また、知恵袋や医療系掲示板でも「生理中にサウナに入ってととのおうとしたら激しい下腹部痛に襲われた」「薬を飲まずに耐えていたら嘔吐が止まらなくなった」といった切実な声が溢れています。「気合いで乗り切る」「普段と同じペースを保つ」こと自体が、月経中の体にとっては最大の暴力になり得るのです。