カラオケで劇的変化!プロ級のしゃくりの出し方と採点加点術にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。
カラオケの採点画面やボイストレーニングの現場で頻出する「三大装飾音」が、しゃくり・こぶし・フォールです。これらが頭の中で混同されていると、楽曲のジャンルに合わない不適切なアプローチをしてしまい、歌唱全体の品位を損なう要因になります。
しゃくりとこぶしの違いを一言で言えば、「ピッチの移動方向とスピード」です。しゃくりが「下から上への一方通行のスライド」であるのに対し、こぶしは「一瞬だけ上の音に跳ねて元の音に戻る瞬間的な装飾(トリル的動作)」を指します。また、しゃくりとフォールの使い分けは、フレーズの開始地点で感情を高める(しゃくり)か、語尾で切なさや余韻を残すためにピッチを下に落とす(フォール)かという、楽曲のドラマツルギー(構成美)に基づく使い分けが求められます。
技法名詳細・音程の軌跡一般的な発生位置と効果編集部の見解・難易度しゃくり半音〜1音下から本来の音へ滑らかにすくい上げる(↗)フレーズ頭、サビの強調部。
感情の昂ぶりや色気を付与する。難易度:中
自然に聴かせるための繊細な脱力が必須。こぶし母音の途中で一瞬だけ音を上下させて戻す(∧)ロングトーン中、演歌・R&Bの節回し。
民俗的・情念的な深みを出す。難易度:高
俊敏な声帯コントロールとリズム感が要求される。フォール本来の音から急速にピッチを落としながら減衰(↘)フレーズの語尾。
吐息のような脱力感、切なさを演出。難易度:低〜中
息の抜き方と声帯の閉じ具合の連動が鍵。ビブラート音程を一定の周期と深さで細かく揺らす(〜)フレーズ後半、伸ばす音。
安定感と広がりのある響きを付加。難易度:中〜高
横隔膜または喉の弛緩周期が安定していることが条件。